設計事務所で家を建ててどうだった?住んで感じたメリット・デメリット

家づくり

家づくりを始めたとき、最初に悩んだのが「どこに依頼するか」でした。ハウスメーカーにするのか、工務店にするのか、それとも設計事務所にするのか。

我が家は最終的に設計事務所で家を建てるという選択をしました。実際に住み始めて1年以上が経ちますが、振り返ってみても「設計事務所にしてよかった」という気持ちは変わっていません。

今回は、実際に設計事務所で家を建てて感じたことを、できるだけリアルにまとめてみます。これから家づくりを考えている方の参考になれば嬉しいです。


設計事務所を選ぶまでの経緯

最初から設計事務所に決めていたわけではありません。工務店、ハウスメーカー、設計事務所、それぞれ実際に見たうえでの選択でした。

まず工務店は、土地探しの段階で「とりあえずどんな感じか」という軽い気持ちで相談に行きました。ただ、スピード感や提案がしっくり来なくて…。ただ、そこで出会ったFPさんがとても良い方で、後の資金計画でとても助かりました。良い出会いにつながったという意味では行って良かったと思っています。

ハウスメーカーは住友林業と積水ハウスに絞って見に行きました。モデルルームはどちらも素敵で、住友林業の営業担当の方はとても感じが良かったです。ただ、どちらも「あー、住友林業っぽいな」「積水ハウスっぽいな」という既視感がどうしても拭えなくて。もちろんそれがハウスメーカーの安心感でもあるのですが、私は唯一無二の家が欲しかったので、ハマりませんでした。

設計事務所との出会いは、工務店で紹介してもらったFPさんがきっかけです。そのFPさんはもともとハウスメーカー勤務で、工務店・ハウスメーカー・設計事務所に幅広いつながりをお持ちの方でした。私たちの「こんな家を建てたい」という要望を話したところ、「じゃあここどうですか?」と紹介してくれたのが今の設計事務所です。


ハウスメーカー・工務店・設計事務所 比較表

項目ハウスメーカー工務店設計事務所
主な特徴全国大手。設計・施工・アフターをワンストップで対応地域密着。自社施工が基本設計専門。施工は工務店などに別途依頼
メリット品質が安定している/工期が短め/アフターサービスが充実/ワンストップで安心コストを抑えやすい/地域の気候や土地に詳しい/設計の柔軟性がある完全自由設計/オリジナルデザインが実現できる/設計士が施工を監理してくれる
デメリット費用が高め/規格品中心でオリジナル感が出しにくい/オプションが割高になりやすい会社によって品質にばらつきがある/担当者との相性に左右されやすい工期が長くなりやすい/設計料が別途かかる/施工品質は依頼先の工務店による
向いている人初めての家づくりで安心感を重視したい人/スピード重視の人コストを抑えつつ、ある程度自由に建てたい人デザインや空間にこだわりたい人/唯一無二の家を建てたい人
費用感高め(坪単価60〜100万円以上が目安)中程度(坪単価40〜70万円が目安)設計料別途(同じ仕様ならハウスメーカーより安くなるケースも)

※坪単価は地域・仕様・会社によって大きく異なります。必ず複数社に見積もりを取ることをおすすめします。


設計事務所を選んだ決め手

決め手はいくつかありましたが、一番大きかったのは設計士さんの人柄と相性でした。

家づくりは長い時間を一緒に過ごすことになります。最終的には「この人と家づくりをしたい」と思えるかどうかが、私にとっては一番重要でした。

また、完全自由設計であること、そしてデザイン性の高さも大きな理由のひとつです。


実際に感じた設計事務所のメリット

複数の間取り案を提案してくれる

設計事務所の良さのひとつが提案力だと思います。我が家の場合も、水回りを1階にする案・2階にする案・収納の配置違いなど、複数のプランを提案してくれました。自分たちだけでは思いつかないような案もあり、選択肢を比較しながら決められたのはとても良かったです。

打ち合わせがとにかく分かりやすい

「この家具を置きたい」という話をすると、家具のサイズ・ラグのサイズ・配置まですぐに図面に落とし込んで見せてくれました。言葉だけでは想像しづらい部分も、図面で見せてもらえるのでとても分かりやすかったです。

また、選択肢をただ並べるのではなく「この中から選ぶといいと思います」とある程度絞って提案してくれるので、打ち合わせもスムーズに進みました。タイルや家具のショールームにも一緒に来てくれて、細かいところまでサポートしてもらえました。

コスパが実はいい

設計事務所というと「費用が高い」というイメージを持つ方も多いと思います。我が家も設計料は150万円かかりました。ただ、FPさんから「同じ仕様の家をハウスメーカーで建てると1,000〜2,000万円上乗せになる」と聞いていたので、クオリティで考えると実はかなりコスパが良いと思っています。

また、今お願いした設計事務所は商業施設やホテルなど公共の建物も多く手がけているところで、戸建ての設計はかなり良心的な価格設定でした。だからなのか、ガツガツした営業もなく「自分たちの利益優先だな」と感じることが1ミリもなかったのが、本当に心地よかったです。


設計事務所のデメリットは?

工期が長くなる場合がある

我が家の場合、土地探しから引き渡しまで約1年半かかりました。当初の予定よりさらに2ヶ月ほど延びることもありました。完全自由設計で規格があるわけではないので、大工さんにとっても初めて建てる構造だったりして、思った以上に時間がかかることがあるようです。ただ個人的には「そんな凄いものが建つのか」とワクワクする気持ちの方が大きかったです。

担当者との相性が全てに影響する

これは設計事務所に限った話ではありませんが、担当者の当たり外れが家づくりの満足度に直結します。正直に言うと、我が家が満足できたのは担当の建築士さんの人柄が良すぎたからで、すべての設計事務所に当てはまるわけではありません。

もし打ち合わせの中で違和感を感じたら、担当を変えてもらうか、別の事務所を検討するという決断も必要だと思います。一生住むつもりの家のことですから、遠慮する必要はないと思っています。


設計事務所で家づくりをする上で一番大事だと思ったこと

家づくりを終えて感じたのは、結局は人と人だということでした。設計事務所という仕組みよりも、設計士さんとの相性や信頼関係の方が、家づくりの満足度には大きく影響します。

我が家の場合は「この人に任せたい」と思える設計士さんに出会えたことが、本当に大きかったです。


まとめ|設計事務所で家を建ててよかった

設計事務所での家づくりには、完全自由設計・高い提案力・デザイン性といった魅力があります。費用面でも、ハウスメーカーと比較すると実はコスパが良いケースも多いです。

そして何より、自分たちの暮らしに合った唯一無二の家を作れるというのが一番のメリットだと思います。

我が家の場合、設計事務所で家を建てたことに後悔はありません。これから家づくりを考えている方のひとつの参考になれば嬉しいです。


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